「障害や高齢のため車を運転できなくなった人に移動の自由を提供させて戴きたい」
その志をもって法人を立ち上げるきっかけとなった、自身のくも膜下出血の発症からの下肢障害
それは、2年前の4月15日に始まりました。

左手と左脚がしびれはじめて

4月15日の朝、いつものようにいつもの道を車を運転して自営している修理工場についたとき、その日の段取りで取引先に電話をかけ始めたのですが、左手に持っているスマホがやたらと重く感じました。
「あれっ何かおおかしい」と思っていたら今度は左脚が痺れている事に気が付きました。
それが最初の発作でした。
身体の片側だけに起こる異常だったので、自分でも「脳梗塞かも」と感じたのですが、なんと危険な事にその日は一日様子見で仕事を続けてしまっていました。翌日の診断で判ったのですが、自分が起こしていたのは、結構太めの脳の血管の梗塞で、先生曰く「もう少し手術が遅かったら、生きていなかったかも」との事でした。片方だけに起こる痺れや、ひどい頭痛が起きた時は迷わず救急車を呼びましょう。
「発作がもし運転中だったら」と思うと今でもぞっとします。

翌日、診察後即手術

次の日、嫁さんと一緒に脳神経外科の病院に行って症状を看護師さんに伝えるとすぐにMRIをとることになり結果が出てすぐにカテーテル手術となりました。かなり太めの血管が詰まったとの事でした。
最初はカテーテルの入り口の脚の部分だけの麻酔でビビりながら台の上で起きていましたが、少ししてから全身麻酔が効いて眠ってしまいました。

脳梗塞の手術は成功

目が覚めると、集中治療室のベッドの上でした。横に付き添っていてくれた嫁さんと話しながら手足を動かしてみたら、何事もなく動かせたのでホッとしました。
「これからリハビリをしてしばらくしたら退院して普通の生活に戻れるんだ」とおもっていたのですが
その数日後、集中治療室が大騒ぎになるような事を引き起こしてしまいました。


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